事例2


 
 
福島県内 A地方裁決申請等作成業務

 業務概要

  当案件は、福島県を横断する国道の
 整備を目的とした用地調査及び土地
 収用法に規定する裁決申請図書の
 作成を行うものでした。

 背景

  A地方は日本海側気候を呈しており
 県内有数の豪雪山岳地帯となります。
 こうした状況より、国道の隘路箇所や
 冬季通行障害による道路寸断等に対応
 する必要があります。

 ポイント

 ・県内主要道路の整備という重要案件
 ・案件特性上、速やかな作業が必要
 ・業務遂行にあたり役所職員の方との相談

 

 

担当者所感

 目的意識によるメンバの自立性を尊重

 ―――当案件のポイントをお聞かせください。

 対象となる国道は県内でも有数の幹線道路でありながら、A地方の隘路や降雪時の通行止め等が以前より問題となっていました。こうした問題への対策案件であるということ、また、裁決申請に関係する案件であるということより、作業をスピーディーに行う必要がありました。
私は日頃より、効率化による生産性の向上を意識して作業を行ってきましたが、今回の案件では、いち作業者として自分の効率化と生産性の向上を実現するとともに、管理者としてメンバの効率化と生産性を向上させる必要がありました。そこで、メンバそれぞれの特性を見極め、作業分配・スケジューリングを行うことに加え、案件の概要からその重要性までをメンバに説明し理解してもらうことで、メンバそれぞれが目的意識をもって自ら効率的に動いてくれるようになりました。結果として、裁決申請の審理進行の妨げになるような事象について事前に察知し、発注者へ報告、相談を行い、円滑に案件を推進し、最終的には表彰を頂くことができました。

 

 スキルの展開を実現

 ―――今後の案件で実現したいことをお聞かせください。

 我々の仕事の多くはある程度パターン化がされます。今回の裁決申請関連案件についても、過去に幾度となく経験してきたものでした。当然案件ごとに特性はありますが、パターンごとにやらなければいけない作業項目、必要資料などは決まってくるものです。案件に経験者が入っていれば、他メンバへそのスキルを展開する事が可能ですが、必ずしも経験者の参画が可能というわけでもありません。当社では新たな社員も増えてきており、こうした経験者のノウハウをいかに引き継ぐかを考える必要があります。我々の業界の事例は全国に存在し、最近ではインターネット等を利用し参照も可能となっています。こうした情報を活用し、私のようなベテラン技術者が率先して社内で実務研修などを行い、スキルを展開していくべきだと考えています。こうした活動が社員のスキル底上げ、実作業時の効率化へとつながっていくのだと思います。

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